目指すは速さ、カッコよさ、扱いやすさ。 街乗りから高速、ワインディング、サーキットまでオールマイティに使える車です。そんな車を支える各種パーツをインプレッション付きで紹介します。


吸気系 エンジン 冷却系 排気系 パワートレイン 電装系 内装品 外装品 その他

吸気系 エアクリーナ BLITZ サスパワーコアタイプ
 クリーナー部は洗浄中なので取り外しています。

 BCNR33用を取り付けましたがステーの形状が若干違うので、少し曲げ加工が必要です。
インタークーラ HKS Rタイプインタークーラ 600×300×100


 前置きインタークーラは迫力が違いますね。

 インタークーラはBCNR33用です。 ステージアに取り付けるには付属ステーは使えないようで、実車に合わせて製作したそうです。 また、バンパーの開口部の高さが足りず、5cm位下にはみ出ています。 リップスポイラーがあるため路面に接触することはありませんが、段差や角度の急な登り口があると気を使います。
パイピング HKS アルミ製 (インタークーラIN側/OUT側)
 写真はインタークーラOUT側です。 タービンで圧縮されインタークーラで冷却された空気は、写真の下から出てきて左側へ抜けていきます。 青いシリコンパイプで接続されているのは、ノーマルのサージタンクです。 
ブローオフバルブ TRUST GReady ブローオフバルブ タイプR
写真なし  このブローオフバルブはポン付けではなく、インタークーラを正面から見て左側のバンパー内を通るパイプに溶接で取り付けられています。
エンジン ガスケット HKS 1.2mmメタルガスケット
写真なし  カムシャフトが折れ、エンジンブローを起こした時に交換しました。
 厚くすると圧縮比が下がりブースト圧を上げられるが低速トルクが下がるという特性があるそうです。
給排気ポート ポート研磨
写真なし  カムシャフトが折れ、エンジンブローを起こした時に知らぬ間に加工されていました。 給排気の流れをさらにスムーズに! 店からのサービスだそうです。 職人の腕の見せ所ですね。 効果はシャーシダイナモの測定結果にも現れ、皆で驚いていました。
カム 東名パワード IN/EX260°リフト量9.15mm
写真なし  残念なことに、このカム走行中(時速70km巡航中)に真っ二つに折れてしまいました。 バルブはピストンと仲良くくっついて曲がってるし、当然エンジンはかかりません。 長期入院となりました。
カムプーリ HKS スライドカムプーリ
写真なし  バルブタイミング最適化に必要なアイテム。
レスポンスアップを重視したセッティングにしてもらっています。
タービン HKS GT2510×2機
写真なし  重いステージアを軽やかに走らすためには、ビッグタービンは必要ありません。 0→400するならもっと軽い車に乗ればいいし、サーキットメインなら重量バランスの良い車に乗れば良い。 小さめのタービンで中低速ビンビン仕様です。
タービンアウトレット HKS エクステンションキット
写真なし  ブースト1.2K程度では必要ないと思っていましたが、エンジンを下ろすついでと、タービン買ったら付いてくるキャンペーンがあったので、取り付けました。
アクチュエータ HKS 強化アクチュエータ
写真なし  ブースト1.2K程度では必要ないと思っていましたが、エンジンを下ろすついでと、タービン買ったら付いてくるキャンペーンがあったので、取り付けました。
点火プラグ TRUST GReady レーシングプラグ 熱価7
写真なし  カンカンに回さないので、あまり熱価の高いプラグも必要ありませんが、たまに行くサーキット走行会のために、ひとつだけ高いプラグを選びました。
冷却系 ラジエター TRUST GReddy アルミラジエター
 ステージアのエンジンルームは補機類などで空きが無く、バンパーの開口部も狭いため風通しが非常に悪く、水温や油温は上がりやすい状態にあります。 しかも、ブーストアップによるパワーアップで、水温や油温はさらに上がります。
 そこで、取り付けておきたいのがオイルクーラと大容量ラジエータ。 サーキットでスポーツ走行を楽しむ なら、冷却系パーツは必須になります。 スポーツ走行中のエンジンは高回転を続けているため、発熱量は相当なものになります。 この熱をしっかり逃が しておかないとオーバーヒートを起こしてしまい、せっかくの走行会も楽しさに欠けるものとなってしまいます。
特徴
 コアをワイドチューブの2層とすることで、従来の一般的高性能ラジエーターの3層チューブ構造と同容量(純正比2倍以上)を確保、十分な冷却水容量と圧力損失の低減を実現しています。 また、オールアルミの軽量コアを採用することで重量増加を抑え、更にフィン構造においては走行風による冷却効率を追求した高効率設計により、十分な放熱性能を発揮しています。
ラジエータホース ARC ラジエターホース(アッパー&ロア)
 アッパーホースとロアホースの両方とも交換しました。 冷却には直接関係ないですが、ラジエターを交換したついでに取り付けました。 エンジンルームのワンポイントになってカッコいいです。

 欠点は、たかがホースなのに値段が高いこと。万札が要ります。
ラジエータサーモ ローテンプサーモスタット
写真なし  T・Iサーキット走行後(30分間)の水温はTRUSTアルミラジエターとの組合せで最高水温87度でした。
オイルクーラ TRUST GREXスタンダードオイルクーラキット(サーモスタット付き)
 やっぱりGT-R用では大きすぎるので、アンダーカバーをくりぬいて取り付けます。 リップスポイラーがあるので直接コアが路面と干渉することはありません。
 コアの前に開口部があり良く風が当たります。また、右前のウィンカーを外せば直接コアに外気があたりよく冷えます。

 T・Iサーキット走行後(30分間)の油温は最高98℃でした。
排気系 フロントパイプ フジムラオート Rocket Dancer Hummer Evolution (ステンレス製)
 ステンレス製等長フロントパイプです。 新品のときは鏡面仕上げでしたのでピカピカでしたが数ヶ月も経つとこんなものです。

 タービンアウトレット部 60mm 触媒接続部 80mm となっています。
適度な排圧を保ちながらも抜けの良いフロントパイプです。
触媒 フジムラオート Rocket Dancer Hummer Evolution (ステンレス製)
画像なし  触媒サイレンサー (普段は純正触媒を付けています)
メインマフラー フジムラオート Rocket Dancer Hummer Evolution (ステンレス製)
 ステンレス製マフラーです。 新品のときは鏡面仕上げでしたのでピカピカでしたが数ヶ月も経つとこんなものです。 後ろから良く見えるテールとタイコの部分は洗車の度に磨いています。
 マフラーを変えようと考えていた頃は260RS用の商品は全くなかったため、実車で型を取ってオーダーメイドしました。 テールのデザインだけは自分で決めました。 メインパイプ 76.3mm テールエンド 100mm デュアル出し。
 仕上がりはとても良く気に入っています。 室内に響く不快なこもり音も無く、中高回転域では甲高いエキゾーストノートを奏でながら走り去ります。
消音 アペックス ECV
画像なし  暖気中の音が近所に響いているのではないかと気になりだして、消音器を取り付けることにしました。 このECVはマフラーのテールにネジで固定するタイプのものではなく、マフラーのメインパイプに取り付け室内からの操作で弁の開閉を行うことができる消音器です。
パワートレイン クラッチ HKS レスポンスツインプレートクラッチ (軽量フライホイール)
画像なし  重たい車重とパワーに耐え切れずクラッチはすぐに滑るようになりました。
ツインプレート入れてクラッチ切ったときに、ガラガラ音がしているのがチューンドカーらしくて気に入りました。
 バルタイ&カム交換によりアイドリングが不安定になっているにもかかわらず、軽量フライホイールを選んでしまったことにより、慎重にクラッチミートしてもエンジンストールするようになりました。 失敗した・・・。
車高調 HKS Hyper Damper F=7kg R=5kg
画像なし  車高を少し落としたい。 高速走行中のフワフワした感覚を無くしたい。 時にはサーキット走行もしてみたい。 そこで選んだのがHKSハイパーダンパー。 
サーキット走行では不満が残るものの、街乗りでは安定感があり十分な性能を発揮しています。
テンションロッド フジムラオート ピロテンションロッド
 テンションロッドはノーマル状態でも付いているのですが、トー調整機能は無く接合部はゴムブッシュ製が普通です。 ブレーキング時はトーアウトの方向に力が加わりますので、この力が大きくなれば(制動力が大きい)ブッシュがゴム製の場合、変形が大きくなりそれにつれてトーの変化も大きくなります。 そこで登場するのが連結部にピロボールが埋め込まれている、ピロテンションロッドです。
 また、ネジ部の調整でロッドの長さが変化するため、トーの角度を調整することもできます。 旋回性が向上するようなセッティングになっています。
スタビライザー ARC 強化スタビライザー (ねじれ強度ノーマル比1.49倍)

 ステージはワゴンであるがゆえに重心が高くなることは避けられない。 重心が高くなると旋回時のロールが大きくなる。 このロールを抑えるために強化スタビライザーとの交換を行った。 ロールが無くなることはありえないが、不快なロールは低く抑えることができている。
ブレーキパット RAM’S GP4-8
画像なし  ノーマルパットは鳴きを抑えるためにローターとの接触面がテーパー状に削られています。 ブレーキパットの面積が狭くなっており十分な制動力を得ることができない状態にあります。 重量のあるステージアをしっかりと停車させるためにブレーキパットにはラムズを採用しました。
 適正温度0~800℃でブレーキが冷えているときでも意外とよく効きます。 またメタル系パットではありますが、鳴きも少なく、パットの粉もあまり出ません。 以前使っていたエンドレスより良かったです。
特徴
 ヘビーウェイトなハイパワー4WDや、チューニングによってハイパワーとなった重量級のマシーン用に開発。超ヘビーな加重移動にもしっかりとしたペダルタッチを確保し、連続周回にも耐えうる。また、中量級の車両で、マスターバックを外したマシーンや、踏力の弱い女性、極端に初期制動を求める中軽量車のフロントにも使用される。
ホイール VOLK(RAYS) Challenge F-ZERO 8J-18
 ステーションワゴンにはメッシュホイール、ディシュホイールを良く見かけます。
スポーティーに決めるなら、やっぱりスポークでしょう。 開口部が広くキャリパーの冷えもよく、ビックキャリパーにも対応したでホイールです。
 装着時はフィッティングデータがまったく無く、机上の計算では9Jでも大丈夫のようでしたがあえて8Jを選びました。
 スペーサーを使ってツライチ調整をしたんですが、スペーサーがゴールドアルマイトで目立つのでハブの色に合わせて黒スプレーで塗ってしまいました。
タイヤ ヨコハマ グランプリ M7R 245/40-18
 純正タイヤよりはカチッとして安定感があると思います。 街乗りでは十分なタイヤですがサーキットを走ると車重の影響が大きく、すぐにグリップ感がなくなってしまいました。
 その後、同サイズのDNAグランプリに変えました。 M7Rの後継にあたり、ウェット性能や静粛性が向上されていますが、トレッド面が弱くコーナリング中はヨレてホイールのリムが路面に接触しそうな感じでした。
電装系 ECU フジムラオート オリジナルコンピュータ (実走燃調 Tori Special)
画像なし  ブーストアップだけしたときはR33GT-R用のROMを載せていましたが、重さやミッションのギアレシオ等が異なるため、タービンを交換した時点で実走燃調を行いました。 効果絶大ですね。 下から上まできれいに吹け上がるようになりました。
ブーストコントローラ HKS EVCⅢ Lo=1.0kg Hi=1.2kg
画像なし  ハイ側1.2Kの目安は、インジェクタの噴出量が最大のときの値です。 タービンの耐加給圧としてはまだまだ余裕があるのですが、燃料が足りませんのでこのあたりでセッティング。 この状態で500馬力近く出ているので十分です。
 これ以上のパワーを求めるなら、燃料ポンプ、フューエルデリバリーパイプ、インジェクタの交換が必要となるのでこのあたりで落ち着いておきます。
点火システム HPI New Volt (ノーマル点火システムの70倍のエネルギーを発揮)
 面白い電装パーツを見つけました。 写真の赤い部分です。 New Volt というもので取り付けるとスパークプラグの点火エネルギーが70倍も向上するというものです。
 アイドリングが安定したように感じます。
ターボタイマー BLITZ Dual Turbo Timer (ピークホールドデジタルブースト計付き)
画像なし  ただのターボタイマーです。 サージタンク内の圧力に応じてアフターアイドリングの時間が決定されるため、内部に圧力計を持っています。 したがってブーストメーターの機能を持たせることができます。 ピークホールド機能もあります。
データモニター TECHTOM マルチディスプレイモニター
 このモニターは追加メーターではありませんコンピュータに接続して各種データを表示します。 車載の各センサーが測定した値を確認することができます。 追加メータを取り付けていても、実際にエンジンを制御するときに使われるデータは各種車載センサーから送られるものですので、このようなモニターを装着するのもいいです。 ちょっと液晶のコントラストがいまいちで取り付け角度に注意が必要です。
追加メータ Defi-Link Control Unit Ⅱ
Defi-Link Meter BF 油温計/ブースト計
画像なし  このメータを選んだ理由は、カッコイイ それだけです。 キーがOFFの状態ではメーター部は真っ黒で、キーを回すと、目盛り、数値、針が浮き出てきてイニシャル動作を行います。
 構成はコントロールユニットに各メータに相当するセンサーを接続し、メーター本体はコントロールユニットから一本のケーブルでイモヅル接続となります。 メーター周りはスッキリ配線でダッシュボードもきれいです。
バッテリ GS製 90D26R


写真は交換前の純正バッテリー
60B24R です。
 バッテリの容量アップ(60B24Rから90D26R)を行いました。
 C34前期型ステージアのバッテリ端子は全てBサイズ用の端子、寒冷地仕様車のみDサイズ用の端子が使われています。 標準で寒冷地仕様となっている260RSですがバッテリ端子はベースと同じBサイズ用の端子になっています。設置スペースとしてはDサイズが入るため、サージタンク部との隙間に余裕を考えて横を26cmとしました。 そのときの最大容量が90Ahというわけです。

参考 90R26R の場合 サイズ (幅×箱高さ)
90 バッテリ容量
バッテリサイズ
26 バッテリの横幅
端子の位置
127×162
129×203
173×204
176×213
アース強化 DIY アーシング
 自作アーシングです。 純銀製などいろいろありますが、重要なポイントはアースをとる部分の汚れを落とし、接触抵抗をできるだけ減らすことです。


DIYレポートはこちら。
内装品 シート RECARO SR-ZERO 2脚 (革張り全国2000脚限定モデル)
 レカロシートです。 よく運転席だけ着いているのを見かけますが、助手席だけノーマルシートというのはカッコ悪いです。 全国2000脚の限定モデル。
カーステレオ KENWOOD DPX-9021MPi
画像なし  FM多重、50W×4、CD-R/RW、AUX入力、MD・CD漢字タイトル、MDLP、チェンジャーコントロール、MP3対応(IDタグV1.0漢字表示可) というのが特徴でしょう。 MP3が再生できるものは他にもありましたが、漢字IDタグ表示に対応しているのでこの機種に決定しました。
スピーカ BOSE AM-5Ⅲ
画像なし  車のスピーカって足元にありますよね。 低音は指向性があまり無いので取り付け位置に苦労はしませんが、中高音は指向性があり取り付け位置によって音質が大きく変わります。 そこで家でも使っている、BOSEのAM-5Ⅲを付けてみました。 中高音はサテライトスピーカで美しく再生され、また低音はベースボックスに集められ再生されます。 サテライトスピーカは内部に2つのスピーカが組み込まれており、向きを変えることができるため自由に音場を作ることができます。 車内の高温対策に苦労しましたが、音質はかなり良いです。
カーナビゲーション Panasonic DVDナビゲーション、7インチワイドモニター
 もともとカーナビゲーションを購入するつもりは無く、カーテレビが欲しくてカー用品店に行ったのですが、旧機種ということもあり新製品のカーテレビと同じ値段で売っていました。 テレビがあれば良く機種にこだわりも無かったので、即決して持ち帰りました。 取り付けはもちろん自分で行いました。
ウィンドウフィルム 日産(PitWork) 赤外線カットフィルム
画像なし  ホンダ系列に勤めている知り合いから、赤外線カットフィルムというのがPitWorkで扱われていることを知り、近くの日産で品番を指定して仕入れてもらった。
 カー用品店にはUVカットフィルムは大量に販売されているが、IRカットフィルムなど見たことも無い。 早速、貼ってみるとその効果に驚いた。 レカロシートのショルダー部が革張りなので直射日光が当たって熱くなり、触れると思わず 「熱っ!!」 と声が出るくらいだったのが、熱いものの普通に触れる程度の温度となっていました。 エアコンの効きも良くお勧めパーツのひとつです。
外装品 ヘッドライト PIAA プラズマブルーH4
画像なし  ヘッドライトのバルブ選択は結構悩みます。 買ってみたけど色合いが気に入らないことも多いです。 これは知り合いからのお勧めで、実際に使っているところも見て交換しました。
フォグライト DIY ディスチャージ化
 もともとはヘッドライトと同じプラズマブルーシリーズのH3Cを使っていましたがフィラメント切れが多発していました。 思い切ってHID化に踏み切りました。

DIYレポートはこちら。
 
点灯パターン変更
画像なし  フォグライトは夜間にヘッドライトを点灯したときのみ点灯するように変更しました。
ポジションライト PATOS 超高輝度LEDウェッジ球
 もともとはPIAAのブルーウェッジ球を使っていましたが、フィラメント切れを起こした際に、青色LED製のポジションライトに交換しました。
 フィラメント型のウェッジ球と比べて、より深い青色をしています。
追加ランプ RAYBRIG HIDアシストランプ TYPE200
 吊り下げ型の追加HIDランプです。 高圧ケーブルを延長して、取り付け場所の自由度を向上させました。

DIYレポートはこちら。
 
ホーン BOSCH ラリーストラーダ
画像なし  純正ホーンの音って何とかなりませんかね??
安くて音色も悪くないのでこれでイイです。
その他 燃料改質 コスモマテリアル Bio Egg
画像なし  給油口から投入してガソリンタンク内の燃料を改質する商品ですが、実際のところほとんど変わっていません。 パッケージに良く書かれている、 「全ての車でこの効果が得られるものではありません」  という免責事項に当てはまってしまったわけですね。



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