プランニング&値引交渉 マイホームを建てよう!!


2003年1月4日(金) 第1回 打ち合わせ (積水ハウス 大津プリンスホテル店にて)


 もう一度展示場の案内をしてもらいました。 今回、気になるポイントは 『窓』 です。 展示場の窓はエアタイト断熱アルミサッシ&遮熱断熱ペアガラスというもので、高い断熱性と遮音性を持っているそうです。 確かに、ガラスに触れてみると内側のガラスと外側のガラスで温度差があり、これが高い断熱性を持っていることの証なのだと思いました。 また、窓を閉めると道路を走る自動車の走行音が聞こえなくなることも、アルミサッシの気密性が高いことを証明しているということなのでしょう。

 今日は、値引き交渉を中心に話し合いました。 住宅販売に関する知識が限りなく ”0” である私たちは、最低でも10%程度の値引きを期待していましたが、提示された回答はなんと3%引きというものでした。 10%や20%の値引きを要求するようなトークがしばらく続きましたが、そもそも10%も20%も値引きできるような価格設定をしているハウスメーカのほうが異常であるという話には妙に納得してしまいました。 通常、従業員割引で10%引き、従業員の身内で8%引き程度で建てているので、10%も値引きすることは不可能だそうです。
 今月(1月)は決算期であり、今月中の契約が可能であれば4.5%引きすることができるそうですが、この場で決める必要は全く無いのでとりあえず保留することにしました。 話もほぼ終わり、最後に同席していた少し有名人である義父が自己紹介をしたところ、営業TY氏はずいぶん驚いた様子でした。 値引きについては、さらに良い内容となるように上司と相談してくれるようです。 次回の打ち合わせに期待しつつ今日の打ち合わせを終えました。

 本当に住みやすい家を建てるには、50万円/坪程度と考えるほうが良いそうです。 ずいぶん少なくなって入るようですが、住みやすさや耐久性を考えていない住宅が、30万円/坪を下回るような低価格で建てられていることも現実にあるそうです。 また、床面積と金額を指定して建てさせると、建築家も仕事ですから自社の収益を確保するために、目に見えない部分の素材を勝手に変更している場合もあるそうです。 特に建て売りを購入する場合は要注意だそうですよ。 内部を確認することができないだけに、細い柱を使ったり、基礎の鉄筋やコンクリートの量を減らしたりしていてもわかりませんからね。 

打ち合わせにおける決定事項
■なし
   

次回の打ち合わせへ持ち越し
■値引率について
  更なる、値引きを期待しています。





2003年1月13日(月) 第2回 打ち合わせ (妻の実家にて)


 当然のことなのですが、コストはできるだけ低いほうが良いという話の中で、『Dynes VALUE (ダインズ・バリュー)』 という積水ハウス40周年記念モデルがあることを紹介してもらいました。 このモデルは構造設計が済んでいる50種類のプランの中から選んで建てるというタイプです。 名前からもわかるように、外壁材は当然ダインコンクリートなのですが、表面のデザインは1種類しかなく、色合いも3種類の中からしか選ぶことができません。 また、屋根瓦や内装品についても限られた中から選ばなければなりませんが、設計済みということからコスト的には優れたものとなっているようです。
 今回は値引き率が決まっていないことから、各項目定価での見積もりを提示してもらうことになりました。

■ダインズ・バリュー No.1  (126.54㎡/38.27坪)
ダインズ・バリュー No.1

本体工事 21,000,000
多雪仕様 900,000
給水・下水工事 350,000
屋外給排水工事 850,000
運搬費 900,000
役所申請費 150,000
屋内外電気工事 400,000
仮設工事 800,000
合計   25,350,000


■ダインズ・バリュー No.12  (126.54㎡/38.27坪)
ダインズ・バリュー No.12

本体工事 21,800,000
多雪仕様 900,000
給水・下水工事 350,000
屋外給排水工事 850,000
運搬費 900,000
役所申請費 150,000
屋内外電気工事 400,000
仮設工事 800,000
合計   26,150,000

 この価格は本体価格に相当するもので、他にはその他工事費、運搬費、土地購入費用、造成費用、消費税、エアコンや照明などの取り付け費用が必要となるそうです。 概算ではありますが新築に必要な費用が具体的にわかってきました。

 プランの作成にあたって、まずは私たちの希望する条件を全て書き出すことにしました。 営業TY氏と会話しながら少しずつ間取りに関する要望や土地関連、融資関連の懸案事項がリストアップされていきました。
 下の表のように20項目ほどありますがこれでも一部なんです。 装飾に関する細かい内容も出てきましたが、これは間取りができてから順次進めていくということでリストからは削除しています。 この内容から間取りのラフプランを作成してもらうことになるのですが、ダインズ・バリューの各プランでは畳コーナーを設置できるほど十分な広さのリビングが無いため、デザインが気に入っているウィズ・ダインのフリープランで間取りを考えてもらうことになりました。

打ち合わせにおける決定事項
■建物の種類について
  ウィズ・ダインのフリープランによる設計を行う。
■間取りに関する要望や土地関連、融資関連の懸案事項
1. 家相を意識した間取りであること。
2. 仏壇を収めるスペースの上(2階部分)に人が立たないような配置。
3. ダインコンクリート住宅の中では、ウィズダインのデザインと色彩が最もお気に入り。
 ウィズ・ダインはギリシャの神殿をモチーフとしてデザインされた建物で、それを思わせる装飾として神殿の柱をあしらったグリッドビューウィンドウが大きな特徴です。
4. リビングでに居る人たちが見えるように、キッチンは対面式が良い。
5. リビングには畳コーナーが欲しい。
6. 水まわりの動線が良い間取りを。
7. バルコニーには屋根がかかっているほうが好ましい。
8. 2階には子供部屋を2部屋設ける予定。 それぞれの部屋は間仕切りを設けず、2部屋つづきとする。 子供たちが成長し個室が必要となったときに、間仕切ることができるようにドアやクロゼットの配置を考える。
9. 給湯器のタイプ (都市ガス or プロパンガス)
10. 床暖房のタイプ (ガス温水型 or 灯油温水型)
11. IHクッキングヒーターを導入予定。
12. 2階に上がる子供たちと顔を合わすことができるように、階段はリビングに接続する。
13. リビングには大きいめのソファを設置予定。
14. 寝室と書斎を隣接させる。
15. 2階のトイレは不要。
16. 屋根裏部屋は不要。
17. 融資について、有利な金融機関をセレクト。 気になっているのは 新生銀行のパワースマートローン
18. 土地の相場について調べてもらう。 (建築予定地の造成費用と宅地の新規購入のどちらが安価か)
19. 建築予定地の地盤調査。
20. 多雪仕様 200mm

次回の打ち合わせへ持ち越し
■プランについて
  次回打ち合わせ (1月19日) にラフプランを頂く。




2003年1月19日(日) 現場見学会参加、第3回 打ち合わせ (積水ハウス 大津プリンスホテル店にて) 


 本日は現場見学会があり、引渡し直前のお宅を拝見することができました。 建物はウィズ・ダインのフリープランで広さは約50坪、3連グリッドビューウィンドウ、玄関吹き抜け、2階の階段付近にピアノを設置するためのやや広めのホールがあり、玄関は建物中央で右手がLDK、左手が縁側つきの和室といった感じのものでした。 内装はウィズ・ダインで使われている標準品よりも少しグレードの高いものを使用しているということで、建築費用は4000万円程だそうです。

 現地見学会の後、大津プリンスホテル店で打ち合わせを行いました。

 前回の打ち合わせの後、インターネットでヘーベル板とダインウォールについて検索していると、気になるレポートを発見しました。 その内容は 『ダインウォールに無数のひび割れが発生している』 というレポートでとても気になるので営業に説明を求め、この打ち合わせの場で回答をもらうことができました。
 ひび割れしたという情報そのものは事実であるがいろいろと事情があるようで、施主側の都合により基礎の再工事やダインウォールを必要以上に脱着を繰り返したことによって発生したようでした。 現在のダインウォールは更に改良され強度が増しているためこの程度のことではひび割れしないそうです。 さらに技術的な内容を聞きたいのであれば、ダインウォールを生産している工場から技術者を呼んで納得いくまで説明してくれるそうです。 要するにクレーマーというやつなんでしょうね。 以前に展示場でもらった、ダインコンクリート住宅シリーズ・テクニカルカタログを見ていても簡単にひび割れるような素材ではないと思っていましたし、今日の説明を聞いてひび割れに関する疑念は払拭されました。

 今回は前回の打ち合わせで出た要望を盛り込んだラフプランが出来上がっていました。 このプランについて討議し更に修正を加えていきます。

ウィズ・ダイン フリーラフプラン

打ち合わせにおける決定事項
■このプランに対する修正
1. 玄関を吹き抜けに。
2. 玄関ドアをもう少し広い親子ドアに変更。
3. リビングの掃出し窓に隣接している畳コーナーをダイニングに移動しキッチンセットにテーブルを設置。

   畳コーナとキッチンの図

4. 主寝室に朝日が差し込むように、主寝室と子供部屋を入れ替える。
5. グリッドビューウィンドウを2連から3連に変更。
3連グリッドビューウィンドウ ←3連グリッドビューウィンドウ エントランストリム
エントランストリム→
6. エントランストリムを設けるため表玄関に柱を追加する。
7. 書斎のテーブルは作り付けに変更。
8. 各部屋には情報コンセントを設ける。 (LAN配線を含む)
9. リビングの掃出し窓をワイドオープンサッシに変更。 (2003年1月20日にメールで依頼)

   ワイドオープンサッシ 全閉  ワイドオープンサッシ 全閉

   ワイドオープンサッシ 半開  ワイドオープンサッシ 半開
   ワイドオープンサッシ 全開  ワイドオープンサッシ 全開

次回の打ち合わせへ持ち越し
■プランについて
  次回打ち合わせ (1月23日) にプランを頂く。




2003年1月23日(木) 第4回 打ち合わせ (積水ハウス 大津プリンスホテル店にて) 


 前回の変更点を反映した図面が出来きあがりました。 図面は2種類あり、リビングの履き出し窓が通常の引きドアのものと、ワイドオープンサッシに変更されたものです。 家のバランスとしては正方形にに近い引きドアのタイプ (図面A) よりも、奥行きより間口のほうが広いワイドオープンサッシを採用したタイプ (図面B) のほうが良く見えます。 しかし、正面から見ると玄関より右側のリビングのスペースが広く、左側の和室のスペースが狭くなりバランスが悪くなっています。 ワイドオープンサッシ (最小幅3m) を取り付ける場合は、2階のグリッドビューウィンドウ (1m/枚) が3連になるようです。 これは、1階の窓と2階の窓の幅を揃え見栄えを良くするためにはどうしても必要となるそうです。 また、グリッドビューウィンドウの左右には1mずつの壁が必要ということで、ワイドオープンサッシを採用するにはリビングの間口が5m必要となります。 必然的に住宅面積が広がってしまい、費用も膨らんでしまいます。
 ワイドオープンサッシが気に入っているため、図面Bをもとに床面積を増やさず全体のバランスを良くするためには、玄関を少しでも中央にあるように見せることが必要だそうです。 そのため、エントランスの柱を無くし玄関ドアを少し右側へ寄せることとし、見積もりをもらうこととなりました。

ウィズ・ダイン フリー 掃出し窓が引き戸
図面A : リビング掃出し窓が引きドアのプラン 129.6㎡ (39.27坪)
 
ウィズ・ダイン フリー 掃出し窓がワイドオープンサッシ
図面B : リビング掃出し窓がワイドオープンサッシのプラン 133.66㎡ (40.43坪)
 

打ち合わせにおける決定事項
■このプランに対する修正内容
1. 設計のベースとしてワイドオープンサッシ案 (図面B) を採用する。
2. エントランスの柱は取りやめ。
3. 玄関ドアを建物の中央にあるように見せるための工夫が必要。

次回の打ち合わせへ持ち越し
■見積りについて
  次回打ち合わせ (1月26日) に見積りを頂く。




2003年1月24日(金) 第5回 打ち合わせ (妻の実家にて) 


 妻の実家で値引率についての報告があったようです。
 私は仕事の関係で出席できませんでしたので、打ち合わせ内容の詳細はわかりませんが、値引率は7.5%でお願いしたいとのことでした。



次は、ついに契約することに・・・。