資金計画について(概算) マイホームを建てよう!!


2002年12月1日(日) 資金計画についての説明 
大津プリンスホテル住宅博

 いい家はそれなりの値段が付いているものです。 当然、自分の収入に相応した資金計画を立てなければ何事も前に進みません。 一体いくらまで借りることができるのでしょうか? 簡単に算出できる式を教えてもらいました。

■借り入れ限度額について
 
借入限度額 = 年収 (源泉徴収票の支払金額) × 6

この式によって、おおよその借入限度額がわかります。 年収500万円の方であれば、最高3000万円を借りることができるということになります。 しかし、自己資金の割合や勤務先の会社、今までの債務状況 (ローンの返済不履行など) によって、借りることができる限度額が異なります。

■年間返済率 (収入に対する返済額の割合) について
 
年間返済額 ÷ 年収 (源泉徴収票の支払金額) = 20% ~ 35%

一月あたりで考えると、月収の20%がローン返済に充てられるということになります。 一般的に返済率20%は無理なく安心して返済していける割合で、上限を35%として考えるのが良いそうです。


 住宅借入金等特別控除を受けられる期間が段階的に縮小されるらしく、2003年12月31日 (平成15年12月31日) までに入居すれば借入金残高の1%を10年間受け取ることができます。 ←2002年12月の情報です。
 また、住宅ローンの基準金利についても2002年12月 (平成14年12月) で2.4%となっており、住宅ローンを組むには今がお得な状況です。




2002年12月某日 資金計画について書籍等から学ぶ


 チラシやカタログなどに載っている価格ではマイホームが建つわけではありません。 建物費用のほか、土地、外構、諸経費など、きっと想像以上にお金が必要なんだと思います。 住宅ローンにより資金を調達できたとして、どこにどれだけの費用を支払わなければならないのかを知っておく必要があると思い、雑誌や金融機関の資料等で調べてみました。


マイホーム建築資金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下にかかる費用の合計。
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 ├─設計費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラフプランの場合は無料であることが多い。
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 ├─本体工事費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・住宅本体価格で坪単価と呼ばれる部分。
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 ├─別途工事費
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 │  ├─旧建築物の解体費・・・・・・・・・・・購入した土地にある建物を解体する場合に必要な費用。
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 │  ├─地盤改良工事費・・・・・・・・・・・・・軟弱地盤に建築する場合に必要な費用。
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 │  ├─外構工事費・・・・・・・・・・・・・・・・・門柱、アプローチ、生垣、フェンス、ガレージ、植栽費用など。
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 │  ├─照明器具工事費・・・・・・・・・・・・・各部屋、廊下などの照明器具と取り付け費用。
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 │  ├─カーテン工事費・・・・・・・・・・・・・カーテン、ブラインド、ロールスクリーンと取り付け費用。
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 │  ├─空調工事費・・・・・・・・・・・・・・・・・床暖房やエアコンなどの空調機械設備と取り付け費用。
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 │  ├─電気/ガス/水道引込み・・・・・建物と各ライフラインの接続工事。
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 │  └─その他工事費・・・・・・・・・・・・・・・LAN工事やテレビアンテナ工事など。
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 ├─税金関連
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 │  ├─印紙税・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・工事請負契約書や金銭消費貸借契約書などに貼られる印紙費用。
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 │  ├─登録免許税・・・・・・・・・・・・・・・・・所有権移転登記、保存登記、抵当権設定登記などを行う際に課税される。
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 │  ├─不動産取得税・・・・・・・・・・・・・・・不動産の購入、新築した際に課税される。
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 │  ├─固定資産税・・・・・・・・・・・・・・・・・毎年1月1日現在、土地・建物の所有者に課税される。
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 │  └─都市計画税・・・・・・・・・・・・・・・・・都市計画法の市街化区域内にある土地・建物について課税される。
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 └─その他諸経費
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    ├─工事関連
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    │  ├─建築確認申請費・・・・・・・建築確認申請の手数料。
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    │  ├─近隣挨拶費・・・・・・・・・・・近隣への挨拶の手土産代など。
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    │  ├─地鎮祭費・・・・・・・・・・・・・全額施主負担の場合もある。
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    │  └─棟上・竣工費・・・・・・・・・棟上式や竣工式を行う場合に必要となる。
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    ├─ローン関連
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    │  ├─手数料・・・・・・・・・・・・・・・公庫の場合は融資手数料、銀行の場合は事務手数料といわれる。
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    │  ├─保証料・・・・・・・・・・・・・・・連帯保証人がいない場合に、保証会社に支払う為に必要。
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    │  ├─団体信用生命保険・・・・・住宅ローン契約者の死亡等に備えて加入させられる損害保険料。
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    │  └─特約火災保険・・・・・・・・・住宅ローンの担保となる建物にかけられる火災保険料。
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    ├─登記関連
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    │  ├─建物表示登記・・・・・・・・・土地家屋調査士への報酬。
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    │  ├─土地所有権移転登記・・・土地所有権移転登記を実行する際に必要な司法書士への報酬。
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    │  ├─建物所有権保存登記・・・建物所有権保存登記を実行する際に必要な司法書士への報酬。
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    │  └─抵当権設定登記・・・・・・・抵当権設定登記を実行する際に必要な司法書士への報酬。
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    ├─仮住まいの家賃・・・・・・・・・・・・・建て替えの場合に必要となります。
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    └─引越し費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仮住まいから新居への引越し費用。


 ハウスメーカを選んだ場合は、ほとんどの工事や事務処理をハウスメーカの営業さんによって代行されますので、費用をまとめて支払うだけでよいようです。 一般的には注文住宅の場合、設計費は本体価格の10%程度、別途工事費は本体価格の20%程度、諸経費に本体価格の5%程度が必要になるようです。
 自己資金については多いにこしたことはありませんが、予想外の工事にも対応できるように多めに現金を残しておいたほうが良いと思います。 住宅ローンの金利で追加融資をしてもらうことは難しいでしょうからね。
 銀行に聞いてみたのですが、返済については手数料を払ってでも繰り上げ返済を多用したほうが総返済額は減るようです。 さらに言うと、年間返済額が同じであれば、月の返済額を減らしてボーナス月の返済額を増やしたほうが早く元金が減るらしいです。
↑この情報は銀行によって異なるようです。 2006年4月に住宅ローンを新生銀行に借り替えましたが、こちらではボーナス返済を使わないほうが早く元金を減らせるとのことでした。




次は、ついにハウスメーカが決定!