太陽光発電システムの導入 ~設備のご案内~

このイラストは我が家に設置した太陽光発電システムの概要図になります。 太陽電池モジュールに光を当てると、なぜ電気が起こるかは、詳しく解説しているページがたくさんありますのでそちらにお任せします。 ⇒太陽光発電のしくみ

 ■太陽電池モジュール

SU45T-02 45W \27,000
(972mm×345mm)


SU60T-02 60W \36,000
(1296mm×345mm)
 無尽蔵に地表に降り注ぐ太陽の光から電力を作り出す最も重要で、かつ太陽光発電設備のシンボルともいえるパーツです。
 メーカーによって太陽電池モジュールのサイズや形状、変換効率が異なり、1枚当たりの価格も様々です。 実際に設置するには自宅の屋根 (陸屋根、切妻屋根、寄棟屋根など) に合わせて、使用する太陽電池モジュールの形状を決めることになります。 切妻や陸屋根の場合は四角いモジュール、寄棟屋根の場合は設置面が上のイラストのように台形や三角形となるため、屋根面に対して効率よく配置するには三角のモジュールか小型のモジュールを多数使用する必要があります。
 京セラの 『SAMURAI』 では、左図の細長い太陽電池モジュールを組み合わせることで、寄棟屋根の住宅に対応することができるようです。

 ■接続/昇圧ユニット (上のイラストでは屋内にありますが実際は外壁に取り付けます。)
左:接続ユニット   JB40B   \35,000
右:昇圧ユニット   JB01B   \38,000
 太陽電池モジュールを直列に数十枚接続したものを系統と呼びます。 時間によって太陽の光が太陽電池モジュールに当たる角度が変化していくため、発電できる電力は設置面の方角によって異なります。 そのため、同じ屋根面に設置した太陽電池モジュールを一つ (設置容量によっては複数の) の系統にまとめます。
 簡単に言うと東、南、西と3面に設置する場合、3系統 (朝は東面、昼は南面、夕方は西面に光がよく当たるため) になります。 太陽電池モジュールの設置容量が多いシステムではパワーコンディショナに合わせて系統を細かく分けます。
 また、系統に接続される太陽電池モジュールの数量が少なく、パワーコンディショナへの入力電圧が足りなくなる場合、昇圧ユニットを接続しパワーコンディショナへの入力電圧を調整します。

 ■パワーコンディショナ
PVN-403   \370,00   (発電モニター付き)
PVN-403   \300,00   (単品)
 太陽電池モジュールから得られる電力は直流なので、このままでは家庭で利用することも、売ることもできません。 パワーコンディショナは発電した直流の電気を交流に変換するための機器です。
 ちなみに停電が発生した場合、停電と同時に出力を停止しますので電気は使えません。 ただし、日中の停電に限って、自動ではありませんが簡単な操作でサービスコンセントから発電電力の範囲で電気を使うことができます。(自立運転といいます) というわけで、UPSのように無停電で電力を供給し続けることはできません。
 停電が復旧した後の電力会社への給電は復電した時間から約5分後に (パワコンのモニターに給電再開までの時間が表示されます) 自動的に行われます。 これは電力会社との決め事で、装置仕様となります。
 ちなみに製造メーカは 『オムロン』 です。

 ■開閉器 (河村電器製)
 30Aのブレーカーが内蔵されています。 太陽光発電システムと家の電力システムを結合/分離するために必要となります。 停電時に自立運転を行う場合にも操作します。
 電路としては 電力メータ~開閉器~パワコン となるため、この開閉器は必ず必要となります。 (家の分電盤の主幹は通りません。)

 ■分電盤 (松下電工製)
 形は様々ですが、すべての建物に最初から付いています。 我が家の分電盤写真のような松下電工製のものを使用しています。
 太陽光発電システムは主幹ブレーカの一時側に接続されます。 二次側の工事は特に必要ありません。

 ■売電電力量計 (富士電気製)
 電力会社に供給した電力量を計測するための計器です。 太陽光発電システムの設置工事に合わせて電力会社が取り付けに来ます。
 この電力計量に表示される値が電力会社に売る分になります。 メーターの検針時に余剰電力量 (売電量) を記した 『受給電力量のお知らせ』 がポストに投函されています。

  余剰電力量 = 発電電力量 - 消費電力量

余剰電力量がプラスになる場合は、電力を売っている状態です。

 ■買電電力量計 (東芝製)
 電力会社から購入する電力量を計測するための計器です。
発電した電力で消費する電力をまかないきれない場合、電力を購入します。 曇りや雨の日、夜間はこちらの電力量計がまわります。

  余剰電力量 = 発電電力量 - 消費電力量

余剰電力量がマイナスになる場合は、電力を購入している状態です。

 ■負荷
 説明不要かと思います。 電気を必要とする機器です。

 ■発電モニター

エコノナビットⅱ
(パワコンセット品、単品有り)
 発電量、消費電力、気温、湿度を記録していき、グラフを表示したり、CO2削減量や森林保護面積、石油削減量を換算してグラフィカルに表示しています。 パワーコンディショナに接続された送信機から、無線LANでデータが送られてきますので、電源さえ確保できれば設置場所には困りません。
 また、ログされたデータは1ヶ月位は保存されているので、月に一度はパソコンと接続しデータをダウンロードし保存しておきます。 データ形式は csv形式 なので加工は簡単にできます。

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