ラック支持金具の取り付け 2008年 3月 21~22日

棟にある換気ダクト取り外し


 ラック支持金具の取り付けが始まりました。 支持金具は瓦の下の板材に直接固定されるため、瓦を剥がしていきます。
 まずは棟のカバーと換気口のカバーを外します。
 

棟のカバー取り外し


 アンテナが取り外されました。 ここ数日はテレビの画質がとても悪かったため、あとでアンテナ調整をしてもらうことになっています。 アンテナ調整の結果、画質はかなり向上しました。 しかし、周辺の家とは明らかに向いている方向が違うのが気になります。 我が家のアンテナは高感度・高指向性のものを取り付けていますので、きっと我が家のアンテナが向いている方向が正しいのでしょうね。

雪止め取り外し


 棟から順番に瓦を外していきます。 途中には雪止めがありますが、太陽電池モジュールをモジュールを設置する面 (東、南、西) については全て外します。 雪止めの代りはこれから取り付けるステップバーがその役目を果たします。

瓦固定金具


 我が家の屋根には防災瓦が敷かれています。 防災瓦は地震や台風などでも瓦が飛ばされることがないように、全ての瓦はこの金具で固定されています。 この金具は1段上の列の瓦に引っかけて固定していきます。 古い家屋のように瓦の交換は簡単にはできません。 瓦屋さんは 「積水ハウスはイイ仕事してる。 しっかり付いているので外すのが大変」 と言っていました。 こういうコメントを聞くと積水ハウスで良かったと思います。

外した瓦


 取り外した瓦が積まれています。 数えてはいませんがかなりの枚数になると思います。 結局、北面以外の全ての瓦を取り外すことになりました。
 ところどころにある長方形の板は、支持金具を取り付けるベースになります。

接着された瓦


 端のほうに取り付けられる瓦は4枚が接着剤で固定されていました。 かなりしっかり付いているので、4枚つながったまま作業が進められました。 4枚あると結構重いです。

アンテナ支持金具


これは、テレビアンテナの支柱になります。 青く塗られた断面の部分にカップリングを取り付け、その上にマストを立てます。 反対側は屋根裏で鉄骨の躯体に固定されていますので、かなり丈夫です。 当然、マストをワイヤーで固定する必要はありません。 下に延びているケーブルはマスプロ電工製の低損失3重シールド無縁ケーブル(S5CFBL)5CサイズのBSデジタル、地上デジタルに対応しています。

瓦の突起部カット


 瓦の白チョーク、ベニヤ板の黒線の部分にラック支持金具が取り付けられます。 瓦の突起物はディスクグラインダで平面に加工されていました。
 写真のベニヤ板は支持金具を固定する場所にベースとして屋根のルーフィングの上にネジ止めされています。

瓦保護シート


 上の写真の状態に瓦保護用と思われるゴム質系のシートが張り付けられています。
 ディスクグラインダで削ったゴミもきれいに掃除してくれます。 施主からすると、必須作業が完璧なのは当たり前で、こういう部分 (見えない部分の清掃など) の点数は高いですね。

ラック支持金具固定


 ルーフィングの上のベニヤ板の上に、高さ調整用のベニヤ板を2枚敷き支持金具を固定します。 太陽電池モジュールの荷重を屋根に面で伝えるために支持金具と瓦は平行に取り付ける必要があるのでしょうね。

支持金具のコーキング


 支持金具の上にコーキングを施します。 これは上に被せる瓦の裏側が、支持金具の厚みの分だけ削っているためです。 雨風が内部に侵入しないようにコーキングで段差を作っておくということなのでしょう。

軒先で支持金具取付


 太陽電池モジュールを最大容量積むため、ラック支持金具は軒先ぎりぎりのところまで取り付けます。 我が家は軒の出が約1mありますので、作業をしている瓦屋さんの屋根の下側には何もありません。 軒先が貫けることはあり得ませんが、この裏には支えているものがないと思うとちょっと怖いですね。
 軒先から順番に棟の方に向けて支持金具を取り付けていきます。

瓦の固定


 支持金具の取り付けが済んだ箇所の瓦を元に戻している最中です。 先ほどアップで紹介した瓦固定金具を使って瓦を固定していきます。 瓦の取り外し/取り付けは予想以上に時間がかかりました。 ラック支持金具の取り付け、ラック組み立て作業で当初2日を予定していましたが、実際は2日半かかりました。

棟のシート


 支持金具の取り付け、瓦の戻し作業が済むと棟の取り付け作業となります。 棟カバーの内側に取り付けられていた棟シートや隙間を埋めるパッキン等は一度外すともう使えません(カバーを外す前の状態で硬化してしまっているため)。 この辺りの消耗品系は新しいものを使い作業を進めていきます。

棟カバー取付


 棟カバーを取り付けていきます。 段々になっているカバーは全てが繋がっています。 角の軒先は怖いですね・・・。

棟カバー取付(軒先)


 さすがにプロも軒先で力を加える必要がある作業は2人掛かりですね。 棟カバーのネジ打ち作業中です。

支持金具取付完了(南面)


 支持金具の取り付け作業は全て終了です。 黒い保護シートが貼られている部分にラック支持金具が取り付けられています。 この面は南面の広い方ですが、南面の狭い方、西面、東面も同様な仕上がりとなっています。

支持金具拡大


 ラック支持金具の拡大です。 保護シートの上に金具が固定され、その上に置かれる瓦の裏側には金具の厚みの分だけ切削されている様子がわかります。 この金具の上に縦ラックを取り付けていきます。

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