太陽光発電システムの導入 ~打ち合わせでの質疑・応答~

特徴・仕様面について
 1. 京セラ向けに太陽電池モジュールの部品を製造し納めているワボウ電子に、太陽電池の寿命について聞いてみました。 セルの寿命は半永久と言えるくらい長寿命であるが、セル同士を接続する配線が徐々に劣化し、出力電流が低下してくるそうです。 環境によるので何とも言えませんが、30年程度かもしれません。 とのことでした。
2. パワーコンディショナの設計寿命はおよそ20年(コンデンサの寿命値)。
3. パワーコンディショナは以前の製品と比べると、効率が上がり、小型化、ファンレス化されたので設置場所の選択肢が増えている。 発熱量は表面が暖かくなる程度だそうです。
実際は真夏になるとパワーコンディショナを設置している納戸 (1.5畳程) の室温は 50℃、パワーコンディショナの上面の表面温度は 80℃ を超えていました。 さすがにこの温度は危険と感じ、換気扇を追加工事してもらいました(もちろん無償です)。
・・・しかし、あまり効果がなくパワーコンディショナの上面の温度が 10℃ 程低下しただけでした。
追加の対策を検討中です。
4. 1台のエコノナビット(発電モニタ)は2台のパワーコンディショナの合計値を表示する。
5. 太陽電池モジュールの表面は強化ガラス製なので丈夫です。
6. 太陽電池モジュールの上には雪が積もりにくい。
 近くにあるシャープ製 『SUNVISTA』 を設置されているお宅では、瓦の上には雪が積もっているんですけど、太陽電池モジュールの上には雪が積もっていないんですね。 不思議!?
7. 既存の雪止めは取り外すことになるが、ラックには小さい雪止めが太陽電池モジュールの端から端まで35cm間隔で付いており、結果的には雪止めを取り付けている面積が増えるので心配することはないそうです。
8. 小型の太陽電池モジュールを多く設置するため、ラックは格子状に組まれ多数の支持金具により屋根に固定されている。 荷重を分散できるので積雪に対して強いそうです。
 京セラの営業によると、『エコノルーツ』 では積雪1m以下としているが、『SAMURAI』 は1m以上の積雪でも全く問題ないとのこと。
9. 太陽電池モジュールを屋根に搭載すると、瓦が受ける直射日光を遮るため夏場の2階の室温上昇を和らげることができる。 また、冬場は瓦が冷気に直接さらされないため寒さを抑える効果もある。 更には瓦にそのものの寿命が延びるそうです。
10. 1日のピークは太陽電池モジュールの設置容量にはなりません。 太陽電池モジュールは東面・南面・西面に設置するので、太陽の動きに合わせて最高出力を出す設置面が変化していくためです。 全ての太陽電池モジュールが同じ向きを向いていれば、ピーク≒設置容量となるでしょうね。
11. 京セラの太陽光発電は特約店でのみ取り扱いが許されるそうです。 また、施工管理が厳しく、京セラに対して写真付きの施工報告書が必要だそうで、それをもとに10年保証書が発行されるそうです。

我が家へのシステム導入について
 1. 太陽電池モジュールの両端に付いている三角コーナーカバーは全てサービス。
 今回のキャンペーンで成約したシステムに対しては、京セラが三角コーナーカバーを標準装備して出荷してくれるそうです。
2. パワーコンディショナと開閉器の取り付け場所は、パワーコンディショナから発生する排気熱が問題にならないのであれば、分電盤が設置されている納戸に設置する。
3. 接続ユニット、昇圧ユニット、太陽電池モジュールからのケーブルを収めた配管は、西側の壁面に取り付ける。
4. 東面、南面、西面の太陽電池モジュールに配線するために棟を渡る配管の色はグレーをを使用。 太陽電池モジュール各系統から接続ユニットに配線するために壁面に取り付ける配管の色はアイボリーを使用。
5. 余剰電力メータは買電メータの横に設置し、既設の引き込みボックスと同じものを新設するか、大きな引き込みボックスと入れ替え、余剰電力メータと買電メータを収める。
6. 天井裏の状況によっては、パワーコンディショナ付近の天井に点検口を設置。

費用面について
 1. 新エネルギー財団調べ(2007年度)では、住宅用太陽光発電システムの平均容量は 3.59kW 、平均価格は 1kW あたり 72.44万円 となっているので、平均的なシステム価格は 260万円 ということになりますね。
2. 『SAMURAI』 を設置する為の kW単価 は、75~80万円程度と言われているが、屋根の形状やコンディショナによって大きく変わるため、参考程度にしておく方が良い。 ちなみに我が家の kW単価 は約70万円です。
3. 通常オプション品の三角コーナーカバーはサービス。 1枚1200円。
4. 引き込みボックスは小型のものを増設する予定。 既設と同等のものが無く、電力メータが2台入る大きな引き込みボックスと入れ替えても追加の費用は負担しない。
5. その他、予定外に必要となった部材等についての費用も負担しない。
6. 滋賀県が太陽光発電システム購入者に対して交付する助成金は、2008年3月31日までに稼動を始め、各種申請用紙を提出する必要がある。 助成金額は余剰電力1kWに対して、1年目は10円、2年目は7円、3年目は5円が交付される。

その他
1. クリスマスキャンペーン中の特典として、折りたたみ自転車が貰える。
2. 日立ビルトインオーブンレンジ (MRO-SK201S) を14万円 (定価:26万円) で同時購入。
3. 上記オーブン用のIL型コンセントはサービス。

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