地盤調査(1回目) マイホームを建てよう!!


2003年2月16日(日) 畑の地盤調査


建築候補地全景
 2月16日にダインズ・バリューNo.24の現場見学をしている間に、建築地候補のひとつである畑の地盤調査が行われていました。
 畑のある土地には他に納屋、素掘りの溝、竹やぶがありますが、地下の様子はどうなっているのでしょうか?
 ダインコンクリート住宅は総重量は50t~150t程度あるそうです。 この重量を支えることができる硬い地層があればよいのですが、無ければ地盤改良が必要となり造成費が増えるので心配です。
地耐力調査 測定点
 スウェーデン式サウンディング試験を行う機械です。

 スウェーデン式サウンディング試験とは、先端が尖った鉄の棒を地中に25cm沈めるために必要な力を測定することで地盤の強さを計測する調査方式です。 鉄の棒の先端を地面に刺し、上から荷重を加えて、鉄の棒の沈み具合を記録します。 おもりを増やしながら沈下量を記録していき、総重量が100kgの状態で鉄の棒が沈まなくなれば、今度は鉄の棒をドリルのように回転させ25cm沈むために何回転したかを記録していきます。 また、回転させただけでは沈まなくなれば上から打撃を加え、その回数を記録していきます。 このようにして測定したデータから地中の状態を判断します。
 この機械を使って敷地内の4隅と中央の5ヶ所を調査してもらいました。
地盤調査報告書
 後日、このような地盤調査報告書をいただきました。
 報告書の内容は、敷地概要から始まり、各測定点の結果、測定点、推定断面図、総合所見、調査中写真から構成されています。 おおまかな内容は以下のとおりです。

敷地状況
 1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
地形
造成状態
地表土
既存建物
擁壁
地下埋設物
隣地高低差
車両搬入路
 平野(沖積層)部で扇状地となっている。
 未造成で畑と竹藪がある。
 砂まじりの土
 小屋あり
 なし
 素掘り溝あり
 なし
 4t
周辺状況
 1.
2.
隣地擁壁
道路状況
 なし
 道路よりー0.5m下がり
地盤調査結果からの総合所見
  1.自然災害について
     ①大雨、台風時の浸水
     ②地すべり
     ③広域地盤沈下

 ・・・・・・特に心配なし
 ・・・・・・周辺状況により該当なし
 ・・・・・・周辺状況により該当なし
  2.地盤の性質と安定性
     ①表層
     ②中間層
     ③支持層
     ④全体

 ・・・・・・安定した地盤が確認される
 ・・・・・・安定した地盤が確認される
 ・・・・・・地下2m前後に確認される
 ・・・・・・ほぼ水平等厚地盤と判断
  3.不同沈下発生の可能性
     表層部、中間部ともに安定した地盤であり、水平等厚地盤で建築荷重による不同沈下の可能性はないと思われる。

 調査を行った土地は地下2m前後に硬い地盤がほぼ水平に存在しており、非常に安定した土地であるということが判りました。 また、地形については扇状地で近くに水量の少ない河川があります。 昔、大雨でこの川が氾濫したとがあるそうですが、今は河川改修によって台風や大雨による水害は無くなったようです。 周囲の畑の土には礫(小石のこと)が多くあるのは水害のためなのでしょう。 この地域の土地は琵琶湖に向かって緩やかな傾斜になっていますので、もし水害があったとしても被害は少ないと思われます。 ただし、琵琶湖が溢れる(基準の湖面+2.5mを想定)ほどの雨量が滋賀県で降れば話は別です。 この場合の想定水位は1~2mになるようで、滋賀県のかなりの地域で浸水被害が予想されています。(琵琶湖河川事務所の浸水想定区域図による)




2003年2月20日(木) 第7回 打ち合わせ (積水ハウス 滋賀営業所にて) 


 そろそろ、間取りについて最終的な方向性を決めなければなりません。 なんといっても積水ハウスで家を建てる事が決まっているだけで、他は何も決まっていません。
 今まで何棟ものダインコンクリート住宅を見学し、プラン集やラフ図面を使って間取りの検討をしてきましたが、決め手となるものが無く今に至っています。 しかし、竣工時期を決めている以上、家の種類、間取りを決めていかなければならない時期になりました。 もう一度、間取りに関する要望を整理していきます。

■間取りに関する要望
1. ダインコンクリート住宅の中では、ウィズダインのデザインと色彩が最もお気に入り。
 ウィズ・ダインはギリシャの神殿をモチーフとしてデザインされた建物で、それを思わせる装飾として神殿の柱をあしらったグリッドビューウィンドウが大きな特徴です。
2. グリッドビューウィンドウは3つ並べる。
3. 玄関のエントランストリムは外さない。
4. 家相を意識した間取りであること。
5. 仏壇を収めるスペースの上(2階部分)に人が立たないような配置。
6. 寝室はグリッドビューウィンドウのある部屋へ配置
7. リビングでに居る人たちが見えるように、キッチンは対面式が良い。
アイランドキッチンのようなカウンターが欲しい。
8. リビング掃き出し窓はワイドオープンサッシ
9. リビングには畳コーナーが欲しい。
10. 水まわりの動線が良い間取りを。
11. バルコニーには屋根がかかっているほうが好ましい。
12. 2階には子供部屋を2部屋設ける予定。 それぞれの部屋は間仕切りを設けず、2部屋つづきとする。 子供たちが成長し個室が必要となったときに、間仕切ることができるようにドアやクロゼットの配置を考える。
13. 2階に上がる子供たちと顔を合わすことができるように、階段はリビングに接続する。
14. 寝室と書斎を隣接させる。
15. 2階のトイレは不要。
16. 屋根裏部屋は不要。
17. 玄関ホールの上に吹き抜けが欲しい。
18. 和室を横向きにして全体の間口を広げ玄関を中央に設置する。
19. どこかに将来1室とれるスペース(今は収納でも良い)
20. 給湯器のタイプ (都市ガス or プロパンガス)
21. 床暖房のタイプ (ガス温水型 or 灯油温水型)
22. IHクッキングヒーターを導入予定。
23. テレビアンテナはワイヤーで支えず躯体から直接マストを立てる方法で設置。
24. リビングには大きいめのソファを設置予定。
25. 融資について、有利な金融機関をセレクト。 気になっているのは 新生銀行のパワースマートローン
26. 土地の相場について調べてもらう。 (建築予定地の造成費用と宅地の新規購入のどちらが安価か)
27. 建築予定地の地盤調査。
28. 多雪仕様 200mm




2003年2月22日(土) 家具店めぐり


 前回の打ち合わせのなかで、「置きたい家具をうまく置ける間取りを考える。」 という発想から家具屋を見てまわることにしました。
 行ってきたのは、担当営業に紹介してもらった家具屋さんで、本店を滋賀県の彦根市に構える ”SEIKO Vee-Vas" (セイコーヴィーバス) というお店です。 モデルハウスのインテリアもこちらの店がコーディネートしたそうですので期待が持てます。 店内には、arflex(アルフレックス) や Cassina(カッシーナ) などのイタリア家具、ドイツは Miele(ミーレ) のキッチン家具など、ちょっと高めの高級家具が多数展示されており、トータルコーディネートの相談にも受けてくれます。 ここでいろいろな家具を見てまわり、いくつかのお気に入り家具も見つけて帰りました。 店員のアドバイスに 「リビングに置くテレビの背後にある壁は全面補強をしておいたほうが良いですよ。 何年かしたら薄型テレビが一般的になりますから、壁掛けも簡単に出来ますし・・・。」 と言われこれは早速間取りの検討事項に入れました。
 次にまわった ”KINSIN” という家具屋さんでは、キッチンまわりの家具を見てまわりました。 数万円のものから10万円を超える物まで多数あり、カップボード(食器棚、水屋とも言いますね)や炊飯器、電子レンジなどのキッチン家電を置く家電ボードの値段をチェックして帰りました。 作りつけのシステムキッチンと比較したいと思います。

■お気に入りの家具
arflex TAVOLO NAVE arflex TAVOLO NU
arflex TAVOLO NAVE
W1800×D900×H720 \365,400
arflex NU アームレスチェア
W520×D562×H777 \57,750

松永家具 LA Palette ワーキングシェルフ 前面 松永家具 LA Palette ワーキングシェルフ 後面
松永家具 LA Palette ワーキングシェルフ
W1200×D650×H850 \207,900
松永家具 LA Palette ワーキングシェルフ 設置後 SEIKO Vee-Vas” で見つけたキッチンカウンターです。 探していたイメージとぴったり合います。 展示品限りの最後の一点で、次回入荷予定は無いとの事で、なんとかお取り置きの約束をとりつける事に成功しました。 このカウンターを置くことを想定して、キッチンの設計を行うことにしました。

 写真は実際に使っているものです。 上のハンガー部は取り外すことができ、我が家では玄関でディスプレー棚として利用しています。 ワークトップはタイル仕上げなので高温の鍋を直接置いても問題ありません。

■間取りに関する要望
1. テレビの背面にあるリビングの壁は、壁掛けに対応できるように補強を入れる。
2. キッチンに設置するワークシェルフを中心にキッチンをデザインする。