■ コメント行と空白行を除いてファイルの内容を表示する 2010/02/20 更新
サンプルファイルやコメントが多いコンフィグファイルで威力を発揮します。
# grep -v ^# /etc/httpd/conf/httpd.conf | grep -v ^$
ServerTokens OS
ServerRoot "/etc/httpd"
PidFile run/httpd.pid
Timeout 120
KeepAlive Off
MaxKeepAliveRequests 100
KeepAliveTimeout 15
<IfModule prefork.c>
   :
grep -v ^# -v 以降に続く条件以外が処理対象 この2つの grep により、httpd.conf の中から、先頭が 「#」 から
始まるコメント行以外と空白の行以外を表示することができる。
^# 「#」 から始まる行という意味
 
grep -v ^$ -v 以降に続く条件以外が処理対象
^$ 空白の行という意味

 ■ シンボリックリンクファイルの所有者変更 2010/02/20 更新
chown に -h を付けると、シンボリックリンクファイルの所有権を変更することができる。 あんまり使わんなぁ・・・。
# chown -h  ユーザ名 : グループ名   シンボリックリンクファイル名


 ■ ファイル・ディレクトリのコピー 2010/02/14 更新
POSIXオプションで属性、所有者などの情報、ディレクトリ、シンボリックリンクもそのままコピーする。
# cp -pR samplefile samplefile.bk
ちなみに、↓こんな流れでコピーされる。
  ①ディレクトリ作成(所有者=root)⇒②ファイルコピー(所有者=root)⇒③ファイルの属性変更⇒④ディレクトリの属性変更
なので、多数の巨大ファイルが存在するディレクトリは、コピー処理中に所有者を確認すると root のままになっている。

 ■ 検索系コマンド 2010/02/14 更新
# whereis ntpdate ※1
ntpdate: /usr/sbin/ntpdate /usr/share/man/man8/ntpdate.8.gz

# find /etc -name ntp ※2
/var/lib/ntp
/etc/ntp

# find / -user ntp ※3
/var/lib/ntp
/var/lib/ntp/drift
   :
※1 コマンドのバイナリとマニュアルページを検索する。
※2 -name で指定された名前のファイルを検索する。
※3 -user で指定されたユーザが所有するファイルを検索する。(-group でグループも指定可能)

 ■ コマンドエイリアス 2010/02/14 更新
いつも使っているコマンドは、既にいくつかのオプションが予め設定されているものもあります。 実行結果は RedHat Linux Enterprise 5.4 のもので、リスト系のコマンドにはカラー表示、ファイル操作には問い合わせオプションがセットされています。
# alias
alias cp='cp -i'
alias l.='ls -d .* --color=tty'
alias ll='ls -l --color=tty'
alias ls='ls --color=tty'
alias mv='mv -i'
alias rm='rm -i'
alias which='alias | /usr/bin/which --tty-only --read-alias --show-dot --show-tilde'

# rm samplefile ※1
rm: remove 通常ファイル `samplefile'? n

# \rm samplefile ※2
※1 普通に削除コマンドを使うと、オプション "-i" によって、コマンド実行の問い合わせが行われます。
※2 コマンドの先頭に "\" を付けるとエイリアスが無効になり、元のコマンドで実行されます。

 ■ プロセスの確認 2010/02/14 更新
# ps -auwx
Warning: bad syntax, perhaps a bogus '-'? See /usr/share/doc/procps-3.2.7/FAQ
USER   PID %CPU %MEM  VSZ  RSS TTY   STAT START  TIME COMMAND
root    1 0.0 0.0  2072  620 ?    Ss  22:49  0:00 init [3]
root    2 0.0 0.0   0   0 ?    S<  22:49  0:00 [migration/0]
root    3 0.0 0.0   0   0 ?    SN  22:49  0:00 [ksoftirqd/0]
root    4 0.0 0.0   0   0 ?    S<  22:49  0:00 [watchdog/0]
:     :  :  :    :   : :     :   :   :   :

# pstree -p
init(1) ―+― acpid(2355)
     ├― atd(2645)
     ├― auditd(2115) ―+― audispd(2117) ――― {audispd}(2118)
     |          └― {auditd}(2116)
     ├― automount(2427) ―+― {automount}(2428)
     |           ├― {automount}(2429)
     |           └― {automount}(2432) 

 ■ ユーザ管理 2010/02/14 更新
# groupadd -g 600 admins ※1
# useradd -u 600 -g 600 -d /home/user1 -m -s /bin/bash user1 ※2
# userdel -r user1 ※3
# groupdel admins
# passwd user1
※1 グループを作成
-g gid番号を指定
※2 ユーザを作成
-u uid番号を指定 -d ホームディレクトリを指定 -s ログインシェルを指定
-g gid番号を指定 -m 同時にホームディレクトリの作成を指示
※3 ユーザを削除
-r 同時にホームディレクトリの削除を指示

 ■ ファイル・ディレクトリの属性 2010/02/14 更新
umask : ディレクトリ、ファイルを新規作成したときに設定されるパーミッションを制御する。
# umask
0022

# touch sample-file
# mkdir sample-dir

# ls -l
合計 4
drwxr-xr-x 2 root root 4096 2月 14 18:55 sample-dir ※1
-rw-r--r-- 1 root root  0 2月 14 18:55 sample-file ※2
※1 ディレクトリを作成すると、0777(固定値) - 0022(設定値) =  0755 がセットされる。
※2 ファイルを作成すると、0666(固定値) - 0022(設定値) =  0644 がセットされる。

setuid、setgid : これが設定されている実行ファイルはアクセスしたユーザではなく、所有者の権限で処理される。
# ls -l /usr/bin/passwd
-rwsr-xr-x 1 root root 22960 7月 17 2006 /usr/bin/passwd
  ↑このフラグを確認。実行権の無いファイルの場合、"S"(大文字)になる。
passwd コマンドは実行の際に /etc/shadow ファイルへの書込みが行われるます、それにはスーパユーザの権限が必要です。 一般のユーザが passwd コマンドで自分のパスワードを変更することができるのは、passwd コマンドに setuid が設定されスーパーユーザの 権限で実行することができるからです。 という理由から setuid を設定するファイルとユーザには十分な注意が必要です。
※1 ディレクトリを作成すると、0777(固定値) - 0022(設定値) =  0755 がセットされる。
※2 ファイルを作成すると、0666(固定値) - 0022(設定値) =  0644 がセットされる。

スティッキービット : これがセットされているディレクトリ・ファイルは所有者のみが削除することが出来る。
# ls -ld /tmp
drwxrwxrwt 5 root root 4096 2月 14 21:01 /tmp
     ↑このフラグを確認。

それぞれの設定方法
# ls -l
-rw-r--r-- 1 root root 0 2月 14 21:10 sample-file

# chmod 1644 sample-file

# ls -l
-rw-r--r-T 1 root root 0 2月 14 21:10 sample-file
     ↑このフラグを確認。
chmod 1xxx ファイル名 : スティッキービットを設定
chmod 2xxx ファイル名 : setuid を設定
chmod 4xxx ファイル名 : setgid を設定

 ■ tarボールの作成・展開 2010/02/14 更新
  書庫作成 書庫展開
非圧縮 # tar cvf 出力ファイル.tar 入力ファイル # tar xvf 入力ファイル.tar
圧縮(zip) # tar cvzf 出力ファイル.tar.gz 入力ファイル # tar xvzf 入力ファイル.tar.gz(tgz)
圧縮(bzip) # tar cvjf 出力ファイル.tar.bz2 入力ファイル # tar xvjf 入力ファイル.tar.gz(tgz)
 オプション
c: 書庫の作成 z: gzipで圧縮/解凍する
x: 書庫の展開 j: bzip2で圧縮/解凍する
v: 処理中のファイルを表示 f: 入出力ファイルの指定

 ■ Xウィンドウの操作 2010/02/14 更新
 Ctrl + Alt + BackSpace    => Xの再起動
 Ctrl + Alt + F1   => ttyコンソール1
 Ctrl + Alt + F2   => ttyコンソール2
 Ctrl + Alt + F3   => ttyコンソール3
    Ctrl + Alt + F4   => ttyコンソール4
 Ctrl + Alt + F5   => ttyコンソール5
 Ctrl + Alt + F6   => ttyコンソール6
 Ctrl + Alt + F7   => Xに戻る