タイトル |
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FUJIMURA AUTO WGNC34改 STAGEA260RS |
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REPORTER |
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ジムカーナ練習会などで講師経験豊富な川チャン。先日は介護車両のドライビングレッスンで講師を務めた。介護車両だけに、いかにやさしく、ていねいに運転するのがポイント7月には東京でも予定されているんだとか。 |
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本文 |
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”ステージアの皮をかぶったGT-R”として知られる、260RS。あの名機RB26DETTを搭載するという発想からして、チューンド・ワゴンそのものといえるだろう。
当然、そのチューニングにはGT-Rのノウハウが十分に生かされるハズ。今回試乗した260RSも、数多くのGT-Rチューニングを手がけてきた藤村オートが磨きあげたものだ。かといって、決してパワー追求に走らず、ワゴンとしての乗りやすさを重視してセッティングを煮詰めたという。
最初はオリジナルのロケットダンサー・ハンマーマフラーの装着やブーストアップ程度で楽しんでいたが、もうワンステップ上のパワーが欲しいというオーナーのリクエストに応じて、タービンとカムの交換に踏み切った。
選んだタービンは、HKSのGTタービン・シリーズの中でも最小サイズで、レスポンス重視のライトチューン派に人気のGT2510。これにブースとのタレを防いで、タービンの能力をフルに引き出すよう、強化アクチュエーターとエクステンションを装着した。カムも扱いやすい東名パワードのボルトオンタイプで、吸排気効率をアップ。ポート研磨やガスケット交換を行い、セッティングはオリジナルCPUでとっている。インジェクターなどはノーマルのままで、ブースト1.2kg/cm2時で460psを発揮。
RB26DETT搭載車をドライブしていつも感じるのは気持ちのいいレスポンスとトルク感だ。その素性のよさにさらに磨きをかけた藤村オート/260RSは、低速域からトップエンドまで滑らかに回り、しかも全域でトルクが格段にアップ。乗りやすく、難しいピーキーさは一切ない。ブーストもきっちり1.2kg/cm2まで上がるし、ノッキングもまったくなかった。扱いやすさと同時にトラブルもきっと少ないエンジンだと思われる。
足回りはHKSのハイパーマックスを採用。GT-R用のバネレートと組み合わされているが、重いステージアとの相性も良さそう。ハンドリングは素直だし、乗り心地も悪くない。試乗時はあいにくのウエット・コンディション。ほぼ2速でカバーできるワインディングを安心して、楽しく走ることができた。ただ、トルクスプリット型のアテーサE-TSの特性で、パーシャル域での前後のトルク配分がやや不安定になるのが気になった。でも、これは攻めた時の場合だけで、通常の走りではまったく問題ない。
もともと1700kgを超えるヘビィな260RSだが、十分なパワーとFR的なハンドリングで、その車重を感じさせない走りが楽しめる。さすがに下りのコーナーでは、重量のあるクルマならではのリアの挙動を示すが・・・・・・。なお、ブレーキは純正のブレンボ・キャリパーにラムズのGP4-8パッドの組み合わせ。初期の効きも良いし、コントロールもしやすく、重量とパワーのあるチューンド260RSにはよくあっていると思う。
走りを追求したハイパワーFRワゴンとして、世界的にも希少なキャラクターを持った260RS。今年9月にはフルモデルチェンジして、全車V6になるといわれているだけに、直6の名機RB26でTTの磨かれたフィールを楽しめるのは最後かも。きっと語り継がれる一台になると思うので、オーナーには大事に乗りつづけてほしい。 |
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コメント |
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全域にわたってバツグンのピックアップ!
GT2510タービンとカムの交換が
260RSの魅力を大きく加速させる・・・・・・ |
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TUNE & DRESS-UP DATA |
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■エンジンパーツ |
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■吸・排気 |
RB26DETT |
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ブリッツ・サスパワー |
HKS・メタルガスケット(1.2mm) |
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HKS・インテークパイプ |
HKS・スライドカムプーリ |
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HKS・リーガルインタークーラ |
HKS・GT2510タービン×2 |
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ロケットダンサー・等長フロントパイプ |
HKS・強化アクチュエータ |
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ロケットダンサー・ハンマーマフラー |
東名パワード・カムシャフト |
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■足まわり/ブレーキ |
ロケットダンサーCPU |
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HKS・ハイパーマックス |
NGK・レーシングプラグ ・・・etc |
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arc・スタビライザー |
■駆動パーツ |
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ロケットダンサー・ピロテンションロッド |
HKS・ツインプレートクラッチ |
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ラムズ・GP4-8 |
■タイヤ/ホイール |
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■その他 |
DNAグランプリ(245/40) |
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HKS・EVC |
ボルク・チャレンジ(8×18) |
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SR-ZERO×2 |
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